緊急事態宣言下での教育活動

いつも拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

2021年に公立中高一貫校に合格した鹿子(豆鹿子から省略)の記録です。もしかしたら、三葉(不登校経験ありの小学生)の家庭学習の記録も書くかもしれません。

気楽にお付き合いいただけましたら幸いです。

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今日は令和3年8月31日です。

県立中学校は、昨日から学校が再開になっています。

(昨日は、大掃除とベネッセの学力推移調査でした。そちらの結果は機会があれば、また。)

 

さて、本記事では、夏休み明けの学校再開にあたり、中学校と千葉県教育委員会に問い合わせたことをベースに個人的な意見を書きます。

先にお断りしておきますが、中学校に対しても批判的な内容になっています。

特に興味が無いという方は、そっと閉じてください。

 

また、このブログの内容について、学校に問合せするのはくれぐれもお止めください。

 

<学校再開後の方針>

教育委員会が8/23付で発出した通知に基づいています。

 

「夏季休業終了後の県立学校の教育活動について(通知)」

https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/anzen/hokenn/documents/030824kakukennritu.pdf

 

高校では時差通学、分散登校(1、2年)、短縮日課を実施するとなっていますが、中学校は時差通学と短縮日課のみが実施されています。高校3年生が分散登校の対象になっていないのは、進学就職に配慮したためのこと。

一方、中学校は(受験が無いにもかかわらず)分散登校は実施されません。

これは、小中学生は大人から子供への感染が主だから(8/19知事会見の発言より)という理由のようです。実際、県教育委員会に理由を尋ねたところ、
”高校生は活動範囲が広いので、感染リスクがその分高い"
といった趣旨の説明でした。

 

また、県立中学校では初日の8/30から給食が提供されており、本日8/31からは6時間授業(金曜日は7時間授業)です。(柏市立中学は9/15まで午前中のみ、松戸市立中学は9/12まで午前中のみ(+オンライン授業あり?))

 

さらに言えば、県立中学校の校舎は1クラス40人、全6クラスを想定して作られていますので、全く余裕がありません。

つまり、教室に全生徒が入れば、ギッチギチ。国や県のガイドラインが定めている、身体的距離1~2メートルを確保することは現実的には不可能です。

マスクは不織布が望ましいと連絡が来ましたが、ウレタンマスクの生徒がいたとしても強制することは出来ないでしょう。

グループ学習やペアワークは控えると言っていますが、全く行わないということはないでしょうから(授業が成立しない)、もし1人でも感染者がいたらクラス中に感染が拡大してしまう可能性を排除できません。

教育委員会には、健康観察を行うので感染している生徒が登校する可能性は低いと言われましたが、デルタ株の潜伏期間は3~14日。また、ワクチン接種をした保護者(無症状)から生徒が感染したり、無症状の生徒がクラス内で感染を拡大させてしまう可能性は考えないのでしょうか。

教育委員会の判断は甚だ疑問です。

もし、県立中でクラスターが発生しないとしたら、それは感染対策が十分だったからではなく、単なる運だと思います。

  

<オンライン授業の実施について>

しかしながら、感染の不安があっても自主休校を選択することは、非常にハードルが高いです。

まず、1人1台端末を自宅に持ち帰ることはできません。セキュリティ上の問題で、校内でしかインターネットに接続できないからだそうです。(もう1校の方針は分かりかねます)

このため、学校側からはTeamsで動画配信やプリント送付などを行うが、受け取る側の環境整備は各家庭で行うようにと言われています。

ただ、この対応には納得がいきません。

1人1台端末は、昨年の一斉休校の頃から文部科学省が前倒しで進めてきたGIGAスクール構想によるものではありますが、長期間の出席停止や休校などの際には自宅に持ち帰ることを想定して配備されたからです。

なぜ県立中学校の生徒は、税金で配備された端末を自宅に持ち帰ることができないのでしょうか?

 

そして、県立中の特殊なカリキュラムに合わせて、自宅で学習を行うのは難しいでしょう。

スタディサプリで中学だけでなく高校分野まで先取りすることはできるかもしれませんが、学校との繋がりが失われた中で、知識だけ習得することに意味があるとは思えません。

中学校に授業のライブ配信をお願いできるか質問しましたが、人員不足を理由に希望通りの対応は難しいと言われました。

これは、国語の授業のみをお願いしても、授業時にサポート人員がいなければ配信はできないということです。

先生だけでも配信できるようなシステムを構築するためのサポートしないのかと、県教育委員会に質問しましたが、何と県は情報通信技術支援員(ICT 支援員)を配置していないとの回答でした。

 

ということで、当面はコロナに感染する恐怖と闘いながら、登校することになりそうです。

まあ、登校しなくても内申点は関係ないですし、高校には進学できるので、今後の感染状況によっては自主休校することになるでしょうが、問題は我が子が納得するかどうか。

感染して後遺症で苦しむよりはマシと親としては思いますが、なかなか納得させるのは難しいですね。

 

上記は学校と言うよりは千葉県の問題だと思っています。

児童生徒の命と健康を守る、その上で学びを止めないという意識がないのでしょう。

だから、対面授業以外の選択肢がない。

 

コロナ以外の感染症、気候変動による災害発生などを考えれば、千葉県と県立中学校には、どんな状況でも命を守りながら学びを継続できる体制構築を急いでほしい、それが一県民としての願いです。

 

参考:

柏市HP

www.city.kashiwa.lg.jp

 

松戸市HP

www.city.matsudo.chiba.jp

 

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